・ネガティブで心配事が多い・・・
・悩み事から解放されたい・・・
・つい余計なことを考えてしんどい・・・
・なかなか決断できない・・・
こんな悩みを解決できます。ついつい考えすぎてしまう、ムダな悩み事から解放されるテクニックも身につきます。
本書の内容
「考えすぎない方が行動力、幸福度が高くなり幸せな人生が送れる」という内容。感情論だけでなく、研究結果から明らかにしています。
具体的な行動プランも書いてあります。すぐに生活に取り入れられる内容。ぼくも悩みすぎてしんどくなる時があります。そんな悩みから解放されラクに生きたいあなたにはオススメの本です。
心配事の9割は起こらない
ペンシルバニア大学の研究結果は以下の通り。「心配事の79%は実際には起こらず、16%の出来事は事前に準備をしていれば対処可能。実際に起こる心配事は5%である」
なので心配事は9割起こらないわけです。そもそも人は起きた問題自体に悩んでるわけじゃない。あなたもこんなことが起きたら?うまくいかなかったら?と、まだ起きてすらない未来について悩んでいませんか?しかしそれは小さな問題。他に何か起きて意識がそれてしまえば忘れてしまうくらいだから。
でも16%の出来事は起こるんだよね?と思うはず。それは準備しておけば対処可能です。その時「どうなるんだろう…」と不安で動くのはNG。「こんな結果にしてやるぞ」という気持ちで対処法を考えると上手くいくでしょう。
それでも5%が心配なんだよー!と僕も思いました。しかし5%の確率で起きることは未曾有の天災など。今でいえばコロナみたいな。そもそも予想すらもできないですよね?なので心配してもどうしようもないわけです。自分で対処できることのみを考えていけばラクに生きられます。
集中と幸福-今この瞬間に意識がないとき脳は不安を呼び込んでしまう
ハーバード大学の研究で幸せを「幸福に必要なことは、心身が集中すること」
と定義しています。何かに熱中してきるときには他のことを考えられない。言い換えれば熱中していれば不安すら感じられないから。
確かに仕事が忙しいときやスマホゲームに熱中してるときは心配事とか考えてないですもんね。
なので不安にとらわれないようにするためには、日常のなかで目の前のことに集中できるシステムを作っておくことです。
どのように集中するシステムを作るのか?
キーワードは「一生懸命」方法はたった一つ。ともかく目の前の作業を始めること。
作業してるうちに深い集中状態に入っていくから。「手をつけない限り集中できない、やる気など起きない」というのが脳科学でわかっています。
「めんどくさいなぁ」と思う場合もありますよね?そんな時こそ、さっさと作業しちゃいましょう。気の進まないことでも「やりはじめるとで集中できた」「やってみたら充実感があった」なんて経験もあるはず。
「どっちみちやらなければいけないこと」ほど早く手をつけましょう。「上手くいった、意外と楽しかった」という成功体験を積み上げていくことで集中するシステムはできていきます。
やるかやらないかの決断は、コインで決めても一緒
人生で重要な決断ってありますよね?「仕事をやめるべきか」「離婚すべきか」など。実はどちらの決断をしたにしろ、幸福度はあまり変わりません。
シカゴ大学で「今決めかねてること」をコインの表が出たら「実行」裏は「実行しない」という実験をしました。結果はどちらでも悩みの解決に向かってなにかしら行動を起こした人は、半年後の幸福度が高いことが分かりました。
例えば会社をやめると決めた人。やっぱり頑張ると決めた人。いずれのパターンも高い幸福度が得られます。つまり決断が大切。決断することで人生の満足度は高まります。
どうしても大変な決断で悩んでるときは期限をつけると良いです。「3ヶ月は今の仕事をやる」とまず決める。やめるかはそのあと決断する。どう転んでも結局はどうにかできてしまうのが人間なのです。
感情を書き出すことで不安は軽減される
不安や悩みは紙に書き出すといいと言われてます。テキサス州にある南メソジスト大学で書き出すことによる感情の変化を実験してます。
不安を毎日書き出すワークを2グループに分けて実験をしました。
1.自分のネガティブな感情を書き出すグループ
2.感情でなく、部屋の様子など事実を書くグループ
4ヶ月後、前者には気分の改善がみられる。体調不良や健康センターへの訪問日数も減ることがわかった。
書くポイントは洞察語を使う。「思う・感じる・わかる」等。これを多く使う方がネガティブな感情が軽減されることがわかっています。
日記をつけるような要領で習慣化していくと良い。言語化の精度も高まっていき、より感情のコントロールに効果がある。
まとめ、行動プラン
悩まされてるあなたに伝えたい部分を4つに絞って要約しました。
僕が実践してる「今日からできる行動プラン」を書いておきます。
ワーク1.あなたの悩みを自分で対処できる問題のみに絞って紙に書き出す。
ワーク2.書き出した悩みに即取りかかる。
ワーク3.どうしても消えない不安や悩みの感情はノートに書きまくる
このワークをやるだけでもわりと悩みにとらわれる時間は減ります。ぼくもこの本を読んで、即行動、不安は紙に書き出すという2点を習慣化しています。
特に不安や悩みを紙に書き出すワークは効果があります。書いてしばらく経つと「さっき何に悩んでたんだっけ?」という事が多々あります。どうしてもと行き詰まったら実践してみて下さい。
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